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活躍する卒業生

本校 専攻科
小西 凜さん/糒 日菜さん

2023年 物質化学コース

化学をさらに深く学ぶために、本科から専攻科へ進学
お互いに中学生の時から化学が好きで、現在は共に専攻科で学んでいる小西さんと糒さん。
「もっと化学の勉強がしたい」と思っていた中学生の小西さんは、北九州高専のオープンキャンパスで体験した実験の楽しさが忘れられず、高専への進学を決意したというほどの化学好きです。本科卒業後は専攻科への進学を選択し、現在は無機化学の研究を行う中で、たとえば色の研究など無機顔料の開発とその特性を評価しています。
同じく「もっと化学の勉強がしたい」と思っていた糒さんは、中学2年の時に読んだ漫画「それゆけ女子高専生」がきっかけとなって、それから徐々に興味を持ち始めて北九州高専のオープンキャンパスなどにも積極的に参加し、早くも中学2年の冬には「高専に進学したい」と決意していたという。そして現在は専攻科の化学物質コースに進み、色の研究など大好きな化学を学び続けています。
専攻科の授業は化学だけではなく、幅広い分野の授業があり、他の学科の人と協力して実験を行うこともあるのだといいます。
化学の知識を深めることで、社会の役に立つ仕事がしたい
「将来の夢は、化学の力で人の生活を支える、縁の下の力持ちのような仕事をすること」という小西さん。糒さんは「高専で身につけた知識を活かすことができ、社会の役に立つ仕事がしたい。どんな仕事でも自分の中でやりがいを見つけ、社会に出て、より一層成長できるように頑張りたい」と夢を語ってくれました。専攻科で学んだ化学の専門知識を活かし、社会の中で役立つ人になりたいという二人の熱い思いが伝わってくるようです。
専門知識を身につけたい人に、北九州高専という選択肢
小西さんがこの学校で学んでよかったと感じることは、「勉強や実験で分からない時は、先生が理解できるまで丁寧に教えてくれるだけではなく、生徒同士もお互いに教え合うことが多いので、1人で悩まずに解決できる点です」。高専は5年間あり、先生や先輩からの手厚いサポートがあって、テスト期間もみんなで教え合ったり、協力してテストに挑む中で、学力に加え協調性なども自然に身につけることができるのだという。
糒さんが高専で学んでよかったと実感するのは、レポートや学会発表。「レポートは本科生の時にたくさん書いて当時はとてもきつかったのですが、語彙や書き方、Excelの使い方などが身についたこと」だという。また「学校内での諮問会や学校外の学会発表などを経験したことで、人前で発表することに以前より緊張しなくなって、堂々と話せるようになった」と笑顔で話してくれました。
「まずオープンキャンパスや公開講座に参加して、自分自身で高専での学びに触れてみるのがいいと思う」。これがオープンキャンパスへの参加がきっかけで北九州高専への進学を決意した、化学好きな先輩たちから北九州高専への進学を迷っている方へのエールです。